スキルと役割の視点によるアプローチの違い

ボールを奪い合うサッカー選手たち

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

年末年始には、今年の目標について考えましたか?ビジネスマンとしてレベルアップするために何に取り組みかを考える時、大切な視点があります。

それは役割です。

仕事は一人でするものではありません。会社などの組織に属していれば、担当する業務があるはずです。その業務を遂行することが役割です。

私のように個人事業主であっても、全てを一人で行なっているわけではありません。例えば私のような経営コンサルタントの場合、クライアント企業の社員、他の分野の専門家などと一緒に課題に取り組みます。クライアント企業の社員、外部の専門家、そして私にはそれぞれ役割があります。

このように仕事では、人それぞれが別の役割を担います。ここでスキルに関して、三つつのアプローチが考えられます。

  1. 与えられた役割のよって必要なスキルを身に付けたり伸ばす
  2. 自分が持っているスキルが必要な役割を担うことを目指す
  3. 担いたい役割、成りたいものになるために必要なスキルを身に付け、成りたいポジションを目指す

1は不本意かもしれません。希望しない役割を担わされているかもしれないからです。しかし、必ずしも希望する役割が与えられるとは限りません。しかし、与えられたのであれば、役割を果たすことはビジネスマンとして大切なことです。そして、必要に迫られて身に付けたスキルが、ビジネスマンとしての能力の幅を広げることになることもあります。もしかしたら意外と自分に合っていて、強みとなるかもしれません。

最近は自分の強みを活かすこと、自分が成りたいものを明確にすることが良いとされています。自分の強みが分かっていたり、成りたいものが明確な場合、2か3のアプローチを取ることになります。ここで問題になるのは、特定のスキルを生かす役割を担う人は人数的に限定されていること、そして多くの場合、すでに他の人が担当していることです。つまり、他の人との競争に勝たなくてはならないのです。

そのためには、他の希望者や候補者、そして今担当している人よりも役割を果たす能力が高くなくてはなりません。必要な能力、スキルのレベルが劣っていては、競争に勝つことも、奪うことも出来ません。そして、自分の能力やスキルが他の人よりも高いことを、その役割を誰に担わせるか決める権限のある人に認めてもらわなくてはなりません。

私は三つのアプローチに優劣はないと考えています。今置かれている状況、仕事に対する考え方、ビジョンなどによって違うだけです。しかし、どのアプローチを取るかによって、すべきことが違います。

今の役割に必要なスキルを身に付け、磨きますか?

成りたいポジションに必要なスキルや能力が不十分なのでレベルアップに取り組みますか?

勝ち取ることが出来るだけの十分な能力とスキルを持ってるので、ポジション獲得に取り組みますか?

今年あなたは、何に取り組みますか?

それを決めることは大切なことです。そして、それを考え、決めるのに最適なのが、新しい年が始まるこの時期なのです。ぜひ真剣に考えてみて下さい。

The following two tabs change content below.

長尾 洋介

自ら現場に入って現場力強化を支援しています。 支援する中で、ビジネススキルのスキルアップにも関わることが多くあります。 支援の現場で気づいた、成果を出すためのビジネススキルの磨き方について辛口の情報を発信します。

最新記事 by 長尾 洋介 (全て見る)