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部下との関係に悩んでいる管理職は多いです。どうすれば良いのでしょうか?
管理職の役割は、端的に言えば部下を使って、任されている部門に与えられた成果を上げることです。そのためには部下を育て、業務を割り振り、それぞれの部下に役割を果たしてもらわなくてはなりません。つまり、部下を指導し、部下に命令、指示を行うのが管理職です。
当然、管理職が部下に要求することは部下にとって嬉しいことや楽しいことばかりではないでしょう。それは部下の経験もある管理職なので、管理職自身も分かっていることです。
しかし現実には要求しやすい部下と要求しにくい部下がいます。要求しやすい部下は、要求すれば受け入れてくれる部下か、関係の良い部下のいずれかのことが多いです。逆に要求しにくい部下は、要求しても拒否されたり、不満な顔をされたりする部下と、関係が良くない部下が多いです。もともと関係が良くても、業務を通して関係が悪くなったりすることもあります。
つまり現実には、部下との関係性が管理職としての部下への要求の難易度に影響しているのです。
一般に10人の人がいれば、2人とは自然と気が合い、6人は好きでも嫌いでもなく普通に付き合え、2人とはどうも好きになれないそうです。管理職にとって部下がどんな相手か、部下にとって管理職がどんな相手かの組み合わせで、関係性は自然とでき上ってしまうのです。
もちろん関係性に影響されているようでは管理職の役割は果たせません。そこで部下と仲良くなろうとする管理職も多いようです。無理に仲良くなろうとすれば、変に機嫌を取ったりするのですが、された相手も気持ち良くなく、かえって不信感を募らせることも多いです。無理して機嫌を取る管理職もしんどいです。そして結局、多くの場合うまくいきません。元々相性が悪い相手がいるのですから仕方がないのです。
では、どうすれば良いのでしょうか?それは、無理して仲良くなろうとしないことです。必要以上に気を遣ったり機嫌を取らないことです。管理職が部下に感じてもらわなくてはならないのは、親近感ではありません。信頼感です。
部下に必要な要求を行い、部下がそれを受け入れる上で重要なのは、部下の上司への信頼感です。信頼感に影響を与えるのは、言動含めた全てのコミュニケーションです。
もし、部下との関係性に課題を抱えているならば、部下とのコミュニケーションを見直してみてはいかがでしょうか?
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長尾 洋介
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