オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
管理職の主な役割の一つは、部下に仕事をしてもらうことです。そのために部下の話を聞くことが大切です。
管理職は文字通り部下を管理しなくてはなりません。管理する内容は労務状況、業務など多岐にわたります。労務管理は法的にも必要ですし、働き方を重視する人が多い中、部下のモチベーションにも影響を与えます。そして、業務を管理する上では、担当する業務に必要な能力を見極め、必要に応じて教育や指導、支援も必要です。
部下とのコミュニケーションが重要なことは多くの管理職が認識しています。しかし実際には、上司とのコミュニケーションに問題があると感じている部下は多くいます。そしてその理由は、上司が部下のことを理解していないと感じていることです。
管理する立場から見ると、部下に対して言いたい事が多いものです。しかし、見ているだけでは分からないことも多いです。見ることを通して読み取るだけでなく、部下から話を聞くことも必要なのです。最近、1on1ミーティング、特にその進め方や内容が注目されているのも、その表れです。
実際に部下の話を聞こうとしている管理職は多いです。しかし、望む状態になっていない管理職が多くいます。では、どうすれば部下は上司が自分のことを分かってくれていると思ってくれるのでしょうか?
そのために必要なのは、簡単に言えば傾聴し共感することです。言葉に書くとそれぞれ二文字です。そして感覚的にその意味は分かるでしょう。最近は1on1ミーティングの進め方、効果的に行うためのヒント、そして傾聴や共感に必要な方法やスキルなども多くの本で紹介されています。自主的に学んでいる管理職も少なくないようです。しかしそれでも実際には簡単なことではありません。
実際に部下との関係性に問題を抱えている管理職から話を聞くと、傾聴と共感について間違っているとは言いませんが、少し違った理解をしている人は少なくありません。少なくとも、実際に部下との会話やミーティングの様子などを聞くと、効果的に使えているとは思えません。
このブログでは、傾聴と共感について詳しく書くことはしません。今後、ブログで書いていきたいと考えています。しかし本質的なヒントになることを一つだけ書いておきます。それは、傾聴と共感はテクニックよりも心持ちが大切、ということです。
どんなスキルも現場で効果や成果が得られなければ価値はありません。そして、それは部下と望ましい関係を築き、維持するために重要な傾聴や共感も同じです。
部下との関係に課題を感じている、あるいは部下の仕事に課題があると感じているならば、部下とのコミュニケーションについて、見直してみませんか?
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長尾 洋介
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