オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
ビジネスマンとしてだけでなく大人として、できれば一人で頑張れると良いです。しかし、それがベストとは限りません。
任された仕事は、できれば一人でやり切る方が良いです。しかし、一人で抱え込むことが良いとは限りません。仕事には期限があります。そして、仕事の質も一定のレベルを超えていなければなりません。誰かの仕事は、お客さまや次の工程を担当する人に影響を与えるからです。
期限を守れない、あるいは求められているレベルを下回れば、それは誰かに迷惑をかけることになります。できなかった責任は自分が負うと言えば格好良く聞こえますが、影響を受けた人から見ればただ無責任なだけです。
期限に間に合わせることが難しい場合は、他の人に頼りましょう。求められているレベルで仕上げるのに知識やスキルや経験が不十分であれば、自分に足りないものを補ってくれる人に頼りましょう。それが本当の意味で責任あるビジネスマンがするべきことです。
他の人に頼るには、元々頼ることができる環境を作っておかなくてはなりません。自分の能力を客観的に把握していること、自分には足りない能力を持っている人と良い関係を作っておくことなどです。これを上司や会社などの組織に頼らない方が良いです。役割や責務として助けてくれる人ではなく、気持ちで助けてくれる人を持つことが好ましいです。
そして仕事の遂行以外にもう一つ、一人で頑張りすぎない方が良いことがあります。それは、精神的なダメージを受けた時の回復です。
人は失敗することがあります。頑張ったけれど思うような結果が出せないこともあります。周囲の期待を裏切ることもあれば、迷惑をかけることもあります。人から叱責されたり、非難されることもあるでしょう。そんな時は落ち込みます。挫折感を感じるでしょう。
そんな時、一人で立ち直ることができれば良いのですが、事態が重大だったり、精神的なダメージが大きければ、それが難しいこともあるでしょう。そんな時は、一人で抱え込まない方が良いです。共感してくれる人に話を聞いてもらいましょう。励ましてもらいましょう。精神的に支えてもらいましょう。
人生は続きます。挫折しても乗り越え、前を向かなくてはなりません。そして、落ち込んでいる期間は短い方が良いです。そのためには人の力を借りて良いのです。人に頼って良いのです。
仕事で困った時も、挫折した時も一人で乗り越えられることに越したことはありません。しかし、少し俯瞰してみてください。周囲の人、関係する人、そして自分自身の将来を考えた時、一人で抱え込むことが良いとは限りません。もちろん、甘えるのは良くないです。
しかし、本当に頑張った上で起こったことなら、助けてくれる人がいるはずです。それは、あなたが頼りたい人、立場上頼って良いはずの人とは限りません。しかし、本当に頑張っていることは、誰かが見てくれています。その人は必ず手を差し伸べてくれます。
それから最後にもう一つ、人を頼って良いことがあります。それは、資格取得、スキルの習得など、自己啓発や自己研鑽への取り組みです。周囲の理解が十分に得られないこともあるでしょう。
日々忙しく、疲れている中で取り組むのです。つい後回しにしてしまいがちです。継続的に何かに取り組む時、誰か見守ってくれる人、時には励ましてくれる人、諦めかけたり投げ出しかけた時には厳しく言ってくれる人、そんな人に頼るのも良いことです。
止めてしまえば、それで終わりです。やり抜いて初めて、資格やスキルが身に付きます。止めても誰にも迷惑をかけません。そもそも取り組まなくても何の問題もないでしょう。しかしそれは全てあなた自身のためになることです。
私も人の支えをもらいながら、資格やスキルの習得に取り組んできました。そして今はコーチとして、スキルアップ、能力アップに取り組んでいる人を支えています。
このブログに書いた3つのケースでは、一人で頑張りすぎるよりも、人を頼る方が良い場合も少なくありません。
ところであなたは
頑張りすぎていませんか?
人に頼る方が良い時は頼っていますか?
そして
頼る相手はいますか?
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長尾 洋介
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