オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
リスキリングが注目されています。しかし、言葉が新しいだけで学び続けることが必要なことは昔から何も変わっていません。
ビジネスに限らず多くの新しい言葉が生まれています。しかし全く新しいことは滅多にありません。もちろん時代や環境、条件が変わっているので以前と全く同じではありません。しかし、以前からあったものを少し時代に合ったようにアレンジした焼き直しのようなものが多いです。リスキリングもその一つです。
例えば技術の進歩は早く激しいです。どんどん便利な物が出てきています。そして、すごいスピードで浸透し、使うことが当たり前になっていきます。
ちなみに私が社会人になった頃は、スマホどころか携帯電話もありませんでした。パソコンも特殊な業務で使われ始めたばかりでした。当然Windowsのようにマウスで使うものではなく、キーボードからコマンドを打ち込まなくては動きません。ソーシャルメディアどころかメールもありませんでした。通信手段は郵便と固定電話が中心で、やっとビジネスでFAXが普及し始めた頃でした。海外との連絡は、今はもうないTELEXが中心でした。
そんな時代から働いている私も今はパソコンも使いますし、ソーシャルメディアもしています。新しいサービスやソフトやアプリも使っています。このブログをアップしているホームページも自分で作りました。
これらのITに関連するものだけでなく経営戦略、戦術、組織、リーダーシップ、コミュニケーションなどさまざまな分野で新しいものが出てきています。どれも有用に見えます。もちろん身につけ、使えるようになって悪いものはありません。つい、何でも身につけ、使ってみたくなるものです。
しかし知識もスキルも本当に重要なのは現場で役に立つかどうかです。
使うことで今よりも良くなるかどうかが重要です。
生産性が上がるのか?
スピードが上がるか?
無駄がなくなるか?
ミスが防げるか?
質は上がるか、少なくとも下がらないか?
のいずれか、あるいは複数がイエスでなくては価値がないのです。
先程も触れた通り、私はビジネスマンになってから、多くのITに関するものを使いこなすようになりました。もちろんIT関連だけでなく、社会に出てからさまざまなことを学び、実践し、現場で使っています。必要に迫られてという背景もありますが、実務で役立つ形でリスキリングを続けてきているのです。
リスキリングは新しいことで、一種のブームのように扱われています。しかし昔からビジネスマンとして成長するには、社会人になっても学び続けなくてはならないと言われています。
学ぶスキルが先行するのも問題があります。現場の実務あってのスキルです。現場の実務が分かっていないでスキルを学んでも、どう使えば良いか分かりません。当然、効果も出ません。
年末年始は今年の取り組みの結果を省み、来年に取り組むスキルを考えるのに良いタイミングです。
あなたが今までに学んだスキルは現場で役に立っていますか?
これから学ぼうとするスキルは現場で役に立つ可能性が高いですか?
そもそもあなたの現場で役に立つスキルは何ですか?
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長尾 洋介
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