スキルは業務で役立つから価値があるものです。
当然スキルアップは、より業務で役に立つかどうかで評価しなくてはなりません。
厳しい言い方をすると、どれだけ頑張ったとか、どれだけ時間やお金をかけたとかは、スキルの評価には関係ありません。
では、スキルがアップしたかどうかは、どんな尺度で測るのでしょうか?
1つ目は質です。
スキルの内容や、スキルを使う業務によって何を質と見なすかは違います。
何を質と見なすかを判断する視点は、仕事上の効果です。
そのスキルを使うことによって得られる効果が高くなっているかどうかが1つ目の尺度です。
2つ目はスピードです。
同じ質の仕事を短い時間で出来るようになるのも価値があります。
生産性の向上が必要だと言われている時代です。
より早く出来るかどうかが2つ目の尺度です。
3つ目は確率です。
仕事の環境や条件は常に同じではありません。
ですので、常に同じ結果が得られるとは限りません。
そこで、より高い確率で求められる成果が出せることは価値があります。
成果を出す確率を高く出来るかどうかが3つ目の尺度です。
スキルアップの目的は、より仕事で成果を上げることです。
どれだけスキルがアップしたかは、成果を上げることに貢献する要素に分解して評価しなくてはなりません。
質、スピード、確率の3つは、代表的な尺度となる要素です。
これら3つの要素を、出来るだけ数値化して目標を決め、スキルアップに取り組むことが必要なのです。
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長尾 洋介
代表 : オフィス・ビブラビ
自ら現場に入って現場力強化を支援しています。
支援する中で、ビジネススキルのスキルアップにも関わることが多くあります。
支援の現場で気づいた、成果を出すためのビジネススキルの磨き方について辛口の情報を発信します。
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