ファシリテーションやコーチングなどもビジネスで有効なスキルです。
この2つは、滅私奉公、上意下達、精神論などが通用しなくなっている時代に合った人材活用手法として注目されているスキルです。
この2つに共通している期待出来る効果は、関係者のやる気や知恵を引き出すことです。
この2つは、心理学と論理思考の組み合わせで出来ています。
言い換えると、頭と心と両方に働きかけます。
ところが、この2つのスキルの評判は、必ずしも良くありません。
周囲の社員や部下から反発を買う要因にもなっています。
相手はミーティングや面談の場では、良いと思い、合意したかもしれません。
しかし後になって冷静になって考えると以下のような印象を持たれるのです。
言いくるめられた
その気にさせられた
操られた
誰でも自分の意見を通したいと思うものです。
実はこの2つのスキルは、使い方によっては巧妙に、自分の意見を通したり、従わせることも出来るのです。
しかし、そのような使い方をすると、周囲の反発を買い、信頼を失い、関係を壊してしまうことになりかねません。
だからこそ使う時に、自分の意見を通したい気持ちを抑えなくてはならないのです。
スキルも使い方次第で効果も期待出来ますが、副作用もあります。
効果と副作用はセットです。
そして効果が高ければ高いほど、副作用も強いものです。
使い方にも注意が必要なのです。
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長尾 洋介
代表 : オフィス・ビブラビ
自ら現場に入って現場力強化を支援しています。
支援する中で、ビジネススキルのスキルアップにも関わることが多くあります。
支援の現場で気づいた、成果を出すためのビジネススキルの磨き方について辛口の情報を発信します。
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