スキルのゴールは実践で使って成果を出すことです。
ある程度知識も得ると、実際に使ってみることになります。
実際に使ってみると、うまくいかないのが普通です。
見るとやるのは大違いという言葉を実感することになります。
スキルは実際に使って、うまくいかなかった原因を知り、対処することでレベルアップしていくものです。
この経験を積みながら身に付けていくプロセスは避けられません。
諦めずに取り組んで欲しいと思います。
ところで、この実際に使うと誰にでも起こることがあります。
それは、一進一退しているように感じることです。
私が指導していても、必ず起こります。
例えば、使い方などの改善のポイントを指摘します。
本人は指摘されたことに注意して使ってみます。
指摘されたことはクリア出来ています。
それでも、思うような成果や効果が出ません。
なぜでしょうか?
実際に多く見られるのは、前回出来ていたことが出来ていないケースです。
以前出来ていたことが出来なくなる原因は、前回出来ていなかったことに注意を払っていることです。
最初の内は何かに注意を払うと、そんなつもりはなくても他のことが疎かになってしまうものです。
そして、疎かになっていたことに気付いて、他のことに注意を向けると、また何かが疎かになります。
本人にとっては、もどかしいものです。
しかし、このようなことを繰り返すことで、特に注意を払わなくても出来ることが増えていきます。
こうして、実践で使う力が身に付いていくのです。
レベルアップする過程で、一進一退は当たり前!
腐らず諦めず、チャレンジし続けて下さい。
続けていると、特に意識しなくても、必要なことを一つも疎かにせず、出来るようになります。
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長尾 洋介
代表 : オフィス・ビブラビ
自ら現場に入って現場力強化を支援しています。
支援する中で、ビジネススキルのスキルアップにも関わることが多くあります。
支援の現場で気づいた、成果を出すためのビジネススキルの磨き方について辛口の情報を発信します。
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