オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
管理職は部下に伝えることが多いものです。あなたはきちんと伝えていますか?
管理職が部下に伝える内容には何があるでしょうか?
新入社員や異動して来て間もない社員、新しい業務を担当する社員には、仕事のやり方を伝え、教えなくてはなくてはならないでしょう。会社の方針を伝えることもあるでしょう。仕事内容を指示することもあるでしょう。
これらのような実務的なことばかりでなく、評価を伝えることもあるでしょう。褒めることもあれば、注意したり指導しなくてはならないこともあるでしょう。時には、叱らなくてはならないこともあるはずです。
部下に伝えなくてはならないことの中には、相手にとって望ましくないこともあります。もしかしたら、多いかもしれません。管理職も人です。できれば自分で伝えたくないと思うこともあるでしょう。誰か代わりに伝えて欲しい、あるいは、伝えなくても察して欲しい、と思うこともあるはずです。しかし、相手が喜ぶことだけでなく、嫌なことでも伝えることも管理職の役割です。
部下が聞きたくないと思われることを伝える時、以前は厳しい言い方で伝えても許されました。実際、厳しい言い方をしても咎められることは、ほとんどありませんでした。しかも伝えさえすれば、後は部下の問題と見なされていました。厳しく指導しても改善されなかったり、成果が出なくても、評価が下がるのは部下だけでした。
しかし今は、厳しく接すれば、パワハラで訴えられたり、評価を下げることになります。もちろん部下が成長しなければ上司である管理職の評価は下がります。それが今の時代です。
しかし厳しい指導が当たり前だった時代にも、多くの部下を成長させ、部下の評価を上げていた管理職もいました。部下に伝える内容には変わりはありません。違っているのは、伝える内容ではありません。どんなタイミングで、どんな状況で、どんな場所で、どんな伝え方をすれば、伝わるかを、伝える内容や、一人ひとりの部下の性格に合わせて工夫していたのです。
部下を成長させ、部下の評価を上げていた管理職は、きちんと伝えるべきことを伝えていました。それが部下の成長のために必要なことだと理解していました。そして、それが管理職の役割であることが分かっていました。さらに、それが部下のためになると信じていました。だからこそ、どうしたら伝わるかを真剣に考えていたのです。そして何より、部下のことを大切に考え、愛情を持って接していました。
部下に必要なことを伝えるのは、管理職の役割です。きちんと伝えるのは管理職としての役割を果たすためにしなくてはならないことです。また、必要なことをただ伝えるだけでなく、きちんと伝わるように伝えるのは部下のためです。管理職自身だけでなく部下のためにも、伝えるべきことは伝えなくてはなりません。
あなたは、伝えるべきことを伝えていますか?
きちんと伝わるように創意工夫していますか?
部下を大切に考えていますか?
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長尾 洋介
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