オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
部下との関係に悩んでいる管理職は多いです。厳しいことも言わなくてはならない立場なので当たり前です。
今は以前と比べて簡単に社員が辞めていきます。今は自分らしく働く、自分の長所を生かす、したいことをする、したくないことはしなくても良いという考えが主流です。
以前でも自分に合わないと思えば辞めることを考える人もいました。しかし辞めずに踏みとどまる人が多かったと思います。しかし今は時代が違います。自分に合わないだけでなく、自分の希望通りでなくても辞めていきます。これには求人市場が超売り手市場であることも理由の一つだと思います。次の就職先を見つけることは簡単だと思っているからです。現実はそれほど甘くないのですが。
特に最近の若い人は、ほめて育てることが良いとされている時代に育っています。部活でさえ厳しい指導をすると批判されます。モンスターペアレンツも問題になりました。叱られたり、厳しく指導された経験がない、あるいはほとんどないまま社会に出ているのです。
そこで辞められては困るので、会社では若手の指導を腫れ物にでも触るかのように行っているようです。そこで部下を指導する立場の管理職の評価も部下の成長よりも働き続けてくれるかどうかの方に重きが置かれている印象があります。
しかし部下の育成のためには、ミスをした時や、仕事の内容や結果が不十分であれば指導しなくてはなりません。場合によっては叱責する必要もあるでしょう。また、身体のトレーニングと同じで、成長のために能力を伸ばすには一定以上の負荷が必要です。部下がきついと感じる可能性のある負荷をかけることもあるでしょう。
これらのことで、部下本人がしんどいと感じることもあるでしょうが、能力を伸ばすのも管理職の役割です。避けては通れません。そして言い訳などではなく、必要に応じた指導や叱責、多少無理をさせることは部下本人のために不可欠なことです。
ところが実際には、厳しい指導をしていてもパワハラで訴えられることもなく、部下も辞めない管理職もいます。このような管理職には共通した特徴があります。それは、部下に対して愛情を持っていることです。
部下への愛情は恋愛の愛情ではありません。好き嫌いでもありません。例えるならば、親の自分の子供に対する愛に近いものです。
一人の人間として尊重している
本気で成長して欲しいと思っている
成長を期待している
そして現状に関係なく成長できると信じている
だから厳しい指導もできるのです。不機嫌な顔をされることもあるでしょう。反抗されることもあるでしょう。それでも部下の成長のためだと確信があることであれば指導を止めることはありません。そして、管理職が本気であることは最終的に部下に伝わるようです。
部下の指導にはテクニックも必要です。しかし、テクニックだけでは不十分です。部下と真剣に向き合わなくてはなりません。コミュニケーションを取り、関係を築かなくてはなりません。そこで必要なのは管理職の覚悟と想いです。
そこに愛はあるんか?
ある企業のテレビコマーシャルのセリフですが、気持ちが一番重要なのです。これは部下の育成だけでなく仕事全般に言えることです。
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長尾 洋介
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