オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
ビジネスマンとして頑張っていると、いつか壁にぶつかるものです。その壁を乗り越えるには何が必要なのでしょうか?
壁を乗り越えるためのヒントとなるのが、ピーターの法則です。
仕事人として有能であれば社内で昇進していきます。しかし昇進していくと、人によってどのポストかは違うようですが、無能で職責を果たせなくなるポストにたどり着くまで昇進するそうです。そしていずれ、全てのポストは職責を果たせない無能な人間によって占められるようになります。現場の仕事はまだ無能に達していないポストにいる人によって行われることになります。これがピーターの法則と言われているものです。
ほとんどの人は、何らかの業務を担当するところからキャリアがスタートします。その業務に必要なものを最初から持っている人もいるでしょう。しかし、多くの人は仕事をしながら知識やノウハウ、スキルを身に付けていきます。そしてその業務に精通して有能になるでしょう。
しかしビジネスの世界で、自分の担当している業務だけで放っておいてはくれません。しばらくすれば後輩の面倒を見ることが求められるでしょう。そうなれば、後輩に教えることも必要になるでしょう。
そしていつかは管理職に昇格して、部下の育成や管理をしなくてはならなくなるでしょう。管理職になれば上長や他部署との調整や交渉をする役割も加わります。管理職も上に行けば行くほど、管理や調整、交渉する範囲が広くなります。
管理職になれば、現場の業務以外の知識やノウハウやスキルが必要になります。そしてポストが上になればなるほど、より高いレベルのものが必要となります。必要な知識やノウハウやスキルが不足しているポストまで上がると、そのポストを担う人としては無能になるのです。これがピーターの法則です。
では、どうすればこの壁を乗り越えることができるのでしょうか?
それは今の担当業務や仕事には必要ないけれど、将来必要になる能力を身に付けることに取り組むことです。
あなたには将来何になりたい、どんな仕事をしたいなど、キャリアプランがありますか?はっきりとしたプランがない人も少なくないでしょう。それでも今の会社で働き続けていれば、いずれ就くであろうポストはあるでしょう。
その仕事やポストに必要な知識やノウハウやスキルは何でしょうか?
まず将来、業務を担当したり、ポストに就いた時に必要な知識やノウハウ、スキルを自分が持っているのか、そのレベルは十分なのかを確認しましょう。そして、もし不足していたり、不十分なものがあれば学び、身に付けましょう。
誰もがビジネスに必要な能力を最初から持っているわけではありません。何かが不足しているでしょう。何かが不十分でしょう。役割が変われば、その役割を果たすために必要な能力は変わるのです。そのポジションになればできるようになるというのは幻想です。ポジションに就いてからでは難しいからピーターの法則は成り立っているのです。
あなたが将来も有能であり続けるために、何を学ぶことが必要ですか?
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長尾 洋介

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