スキルは錆びつく


オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

スキルを身に付けるには地道な努力が必要です。苦労して身に付けたスキルも放っておくと錆びつきます。

ブログで何度も書いていますが、スキルを身に付けるには実践で経験を積み、改善を繰り返さなくてはなりません。特に実践で使えるレベルに引き上げる、さらに他の人と差別化になるレベルに引き上げるにはなおさらです。

しかし、せっかく身に付けたスキルも使わなければ、どんどんレベルが下がっていきます

使っていなければ知識もあいまいになります。これは受験などで勉強したことの多くを忘れてしまっていることを考えれば当然のことです。今でも受験勉強で覚えたことを全て、受験当時と同じように覚えている人はいないでしょう。記憶があいまいであれば、スキルを使っている途中で知識を確認する必要があります。それでは時間がかかりますので効率が悪いです。スキルの種類によってはその場その場で瞬時に必要な知識を使わなくてはならないものもあります。知識の劣化はスキルのレベルを下げるのです。

さらに、スキルを実践で使うには、判断力が必要です。ふさわしいオプション、選択肢を選ぶことができなければ、成果は望めません。つまり、判断力が鈍ればスキルのレベルが下がるのです。

さらにスキルで必要なことを行う技量も時間と共に低下していきます。しばらくしていないことを久しぶりにすると、以前のようにできないものです。技量が劣化すればスキルのレベルが下がるのです。

例えば自動車の運転を例に考えてみると分かりやすいかもしれません。免許を取った時には最低限の運転ができるでしょう。その後、日常的に運転することで運転技術は上がります。リラックスした状態で運転できるでしょう。運転していると起こるさまざまな事態に適切に対処できるようになるでしょう。

しかし、しばらく運転していないとどうなるでしょう。免許を取った後、ほとんど運転していないまま長く運転していなければ、運転は怖いでしょう。熟練したドライバーでも、久しぶりに運転すると不安なはずです。これは運転するスキルが劣化しているからです。

使っていないスキルが劣化するのは当然です。昔取った杵柄という言葉があります。全くスキルを持っていない人と比べれば、使えるレベルかもしれません。そして、もう一度レベルを上げるのも早いかもしれません。それでも、以前のレベルから劣化していることは間違いありません。

もし、しばらく使っていないスキルを以前と同じように使えると思っているとすれば、それはある意味危険です。自動車の運転で言えば、事故を起こす可能性が高いです。自分のスキルを過信してはいけません

実際、業務で使うスキルは担当する業務や役割によって変わります。スキルは使う頻度が減ったり、しばらく使わなければレベルが下がるものです。しかし、せっかく身に付けたスキルです。長く使い、活用できるようにしたいものです。そして、そのためには、すべきことと、意識しなくてはならないことがあります。

使う機会が減ることでレベルが下がるのはやむを得ません。できることは二つです。一つ目は、レベルを下げないように、定期的に基本的な知識を見直し、意識して使う機会を作ることです。もう一つは、頻繁に使わないスキルを使う時はレベルが下がっていることを自覚して使うことです。

あなたのスキルの今のレベルはどれくらいですか?

今のスキルのレベルを自覚した上で使っていますか?

スキルのレベルの劣化を抑えるために何をしていますか?

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長尾 洋介

自ら現場に入って現場力強化を支援しています。 支援する中で、ビジネススキルのスキルアップにも関わることが多くあります。 支援の現場で気づいた、成果を出すためのビジネススキルの磨き方について辛口の情報を発信します。

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