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管理職は上から与えられる業務が多いものです。どう対処すると良いのでしょうか?
管理職は元々多くの業務を抱えています。部門業務の割り振りに管理、部下の労務管理や育成、そして部下からの依頼や要望にも対応しなくてはなりません。その上、上司への報告もあれば相談して決めなくてはならないこともあります。さらにプレイングマネージャーで、管理職自身が担当する業務を抱えているケースも少なくありません。本当に管理職は大変です。
管理職は部下にとって上司ですが、管理職にも上司がいます。上司からはさまざまな指示が下りてきます。元々抱えている業務に加わるのですから、上司からの指示は管理職の負担をさらに大きくします。しかし、往々にして上司からの指示は、管理職の現状が考慮されることはなく、容赦のないことが多いです。
上司からの指示内容によっては、その業務自体の必要性が分からないこともあるでしょう。自分が今抱えている業務から考えると優先順位が低いと思われるものもあるでしょう。そして、そもそも上司がすべき業務のこともあるでしょう。
指示されたことが納得できない時、あなたはどうしますか?
上からの指示だから仕方がないと、従順に従う人もいるでしょう。そのために自分の業務を適当に済ませる人もいるでしょう。余裕がないからと断る人もいるでしょう。断ると面倒なので受け入れるけれど、忙しいので適当に処理する人もいるでしょう。とりあえず受けておいて、放置する人もいるかもしれません。
あなたは、どのタイプですか?
まず上司から指示されたことも、自分自身の業務も、どんな事情があっても適当にしてはいけません。自分自身の業務も上司から指示されたことも疎かにしてはいけませんし、手を抜いてはいけません。
では、自分の業務と上司から指示されたこと両方をきちんとできない場合は、どうすれば良いのでしょうか?まず最初にすべきことは、上司と優先順位のすり合わせを行うことです。そして、優先順位に従って、しない業務を決めたり、取り組む時期を変えたり、期限を延ばすなどの調整を行うのです。
仕事で適当に済ませて良い業務などありません。適当にして良いことならば、しないか、部下に任せたり、外部に委託することを考える方が良いです。
しなくてはならないことが多すぎて、全てをきちんとこなすことができない状況の時、無理に仕事を振ってくることが多ければ上司のせいにしたくなるでしょう。元々業務が多いことを会社のせいにしたくなるでしょう。
仕方がない?しかし、考えてみて下さい。その状態になることを最終的に受け入れたのは自分です。受け入れるかどうか判断したのも自分です。どう行動するかを判断するのも自分です。全て、決めているのは自分なのです。このことから逃げないで下さい。
困難な時こそ、ビジネスマンとして、人としての姿勢が問われます。そして、本当に自律できているのか、主体的であるかが問われます。誰かのせいだとしても、適当に仕事をしたり、するのをやめたり、期限内に済ませないビジネスマンをどう思いますか?そんな人になりたいですか?そんな人だと思われたいですか?
どんなビジネスマンでいたいですか?
それを決めるのは他の誰でもなく、あなた自身なのです。
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長尾 洋介
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